- 「ケアマネになったら夜勤がなくなって、給料が減ってしまった」
- 「せっかく取得した資格だから、最大限に活かしたい」
- 「時間的な余裕が出てきたから、何かできることはないかな?」
- 「将来に不安があるから、できるだけ稼ぎたい」
介護業界では上位資格であるケアマネジャーでも、こんな風に思ったことが一度はあるはず。夜勤がなくなったために給料が減ってしまうなど、収入に対する悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
そんな悩みを持つ方に対して、今回は「ケアマネジャー×副業」というテーマで、ケアマネジャーの副業のしやすさと、具体的な副業内容について説明していきます。
目次
ケアマネージャーは副業しやすい
ケアマネジャーが副業しやすい4つの理由
まずは、結論からです。
「ケアマネジャーは副業しやすい」職業です。
主な理由は4つあります。
- 勤務時間と休みが決まっている
- 自分でスケジュールを立てられる
- 身体的負担が少ない
- 専門性の高い知識と資格がある
まずはこの理由について解説していきます。
1.勤務時間と休みが決まっている
ケアマネジャーの仕事は日勤での業務です。そのため、他の介護職のように早番や遅番、夜勤などの変則勤務はありません。
また、居宅介護支援事業所で働く場合は、土日祝日休みの職場がほとんどです。公休が平日でも固定されていることが多いので、休みに合わせて副業の仕事をコンスタントに入れることが可能です。
シフト制の場合、スケジュール調整が大変ですが、ケアマネジャーの場合は、自分の自由な時間を把握しやすく、副業のスケジュールを取りやすいでしょう。
ただし、施設ケアマネジャーの場合は、介護業務を兼務している職場もあり、シフト制で夜勤業務や土日勤務をを行う場合もあります。
職場により介護業務の割合は違いますので、自分が働いている環境で副業が可能か判断する必要があります。
2.自分でスケジュールを立てられる
ケアマネジャーの仕事は、デスクワークが中心になり、予定を立ててご利用者様のお宅へ訪問することになります。自分でスケジュール管理を行うことができるので、スケジュールを調整をしながら自由な時間を作ることが可能です。
居宅支援事業所によってはフレックス制を導入しているところもあり、本業の調整がしやすいので、副業のスケジュールも立てやすいでしょう。
3.身体的負担が少ない
ケアマネジャーの仕事は介護業務と違い、入浴介助や排泄介助、夜勤などの体力を使う業務内容はありません。
介護職として働いていた時よりも身体的な負担がなく業務が行えるため、副業を無理なく行うことができます。
4.専門性の高い知識と資格がある
ケアマネジャーは、介護系の中でも専門性が高い資格で、取得には一定の条件と試験の合格が必要です。
専門性の高い知識や資格があれば、それに関する副業を行うことができます。そのため、副業として行える仕事の幅が広がるでしょう。また、そういった副業では高い報酬を貰いやすいので、おすすめです。
ケアマネジャーの資格が活きる副業
介護支援専門員の研修講師
ケアマネジャーの資格を活かした副業で、まず最初に出てくるのは「研修講師」でしょう。
- 時給:1,500円~6,000円
- 方法:地域の講師研修会に参加
- 副業難易度:中
ケアマネジャーは多くの研修に参加する必要があるため、それを教える講師の需要があります。講師になるためには、民間や地域で、講師の育成を行う研修会に参加しましょう。
講師は、ケアマネジャーとしての経験があるかや、人前で話すことが苦ではないかなど、自身の適正もあるため、少しハードルが高いかもしれません。
ファシリテーター
続いては、ファシリテーターです。
- 時給:1,500円~6,000円
- 方法:地域の講師研修会に参加
- 副業難易度:中
ケアマネジャー研修の中で、グループワークの指導を行うことがファシリテーターの役目です。ファシリテーターに関しても、養成研修など開催されていますので参加してみるのも良いでしょう。
専門学校講師(非常勤講師)
専門学校講師は、介護職員初任者研修や介護職員実務者研修、介護福祉士養成の専門学校での講師があります。
- 時給:2,000円~3,000円
- 方法:実施団体への問い合わせ
- 副業難易度:中
介護職員初任者研修や介護職員実務者研修は、ハローワークでの無料研修や、スクールも多くあります。そのため、需要は多いといえるでしょう。
ただし、定期的に仕事がある訳ではなく、研修開催に合わせての仕事になりますので、本業との調整が必要です。
また、求人情報を探すことも難しいので、ハローワークや社会福祉協議会、介護支援専門員協会などのからの情報収集が必要です。
ケアマネジャーと相性の良い副業
介護施設の当直業務
これまでの介護の経験を活かした副業としては、介護施設の当直があります。
- 時給:1,000円~1,500円
- 方法:求人サイト
- 副業難易度:低
宿直業は夜勤とは違い、介護業務がありません。入居者様が急変した際に救急要請や緊急時の対応、定時巡回などが業務になります。
基本的には、それ以外の時は仮眠を取ることが可能です。そのため、本業にそれほど支障をきたさずに行うことができます。
また、入居者様の急変時の対応、救急要請や家族への連絡などの対応は、ケアマネジャーが普段の業務で行っていることなので、冷静に判断をして対応することができます。
介護職としての経験も、ケアマネジャーとしてのスキルも活かすことができます。
在宅ワーク(ブログ等)
在宅ワークにも色々ありますが、ケアマネジャーの経験を活かせる仕事としては、ブログなどの記事を書くライターの仕事があります。
- 時給:500円~
- 方法:クラウドソーシング等
- 副業難易度:低
ライターの仕事は、クラウドソーシングサイトで探します。
ケアマネジャーや介護職として実際に働き、感じたことや悩んだこと、大変だったことなどの経験を文章にしていく仕事なので、普段の仕事での実体験や今までの知識などを活かすことができます。
また、ケアマネジャー業務の中で重要とされている仕事が、書類作成や記録をすることです。
簡潔で分かりやすいケアプランの内容を考えたり、利用者様やご家族、事業所等で対応した内容を記録をする必要があります。ケアマネジャーが作る書類の全ては、誰が見ても分かるように作成することが求められています。
こういった、分かりやすい内容で文章を作成することは、ケアマネジャーが常日ごろから仕事として行っていることなので、記事作成の仕事には向いているでしょう。
ただ、すぐに稼げるというものではありません。金額の安い仕事なども受けながら、スキルと実績を積んでいくことで、高い報酬を貰えるようになっていきます。
副業の注意点
勤務先の就業規定で副業が禁止されていないか
最近では副業を認める職場も増えてきていますが、介護業界ではまだまだ禁止されている職場が多くあります。
介護に関わる副業なら許可をしているような職場もありますので、就業規定を確認して職場と相談をする必要があります。
職場に許可なく副業をしても、必ず職場に知られてしまいます。トラブルになり、退職をしなければならないようなことになり兼ねませんので、職場には必ず確認をしましょう。
本業に支障が出ないか
副業を行う上で大切なことは、本業に支障が出ないように調整をすることです。
副業を行いすぎると、当然ですが自分の時間や休息をする時間が減ります。それで体調を崩してしまい、本業を休むようなことでは意味がありません。
本業が疎かになるのは本末転倒ですので、自分の体力や仕事内容を考えて本業と副業の両立を考える必要があります。
まとめ
副業を行う際は、自分の働いている職場環境や状況を把握することが大切です。
安易に副業を始めてしまい続かないでは、職場に迷惑をかけてしまいます。
そこを踏まえて行うのであれば、自分の経験したことのない環境に身を置くことで、自分のスキルアップにも繋がっていくことでしょう。
また、副業のしやすい環境へ変えるために転職したり、本業自体の収入をあげるために転職をするなども1つの選択肢として考えてみるのも良いのではないでしょうか。
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