介護職として働いた経験がないと、「介護とはどのような仕事なのか?」イメージしづらいもの。仕事のイメージができないと、介護業界に転職するのも不安ですよね。
- 「介護職ってきついんじゃないの?」
- 「年上の人と接するのって気難しくて大変そう」
- 「給料が低いんじゃないの?」
- 「全く違う業界だから、今までやってきた仕事で活かせることが無さそう」
はっきりとした仕事内容は分からないものの、このようなイメージを何となく持っている人も多いのではないでしょうか。
実は、介護職と一口に言っても色々な職場があります。例えば、「特別養護老人ホーム」「有料老人ホーム」「介護老人保健施設」「小規模多機能型居宅介護」「ディサービス」など。働く職場によって介護職員の業務内容は異なります。そのため、職場ごとにそれぞれ違った悩みが出てきてしまうものではあります。
しかしそれでも、介護職として共通する悩みというものはありますし、他業種から介護業界に転職してくるときに、戸惑う部分は似通っていたりもします。
また、他業種からの転職であったとしても、前職で培ったことで活かせることはいくつもあります。
そこで今回は、他職種から介護職に転職する際に大変だったことや活かせることについて紹介していきます。介護業界に興味がある方は、ぜひ転職をする際の参考にしてみてください。
目次
【結論】介護職特有の業務が大変だが前職での経験は活かせる
まずは、結論から書いていきます。
他業種から介護職への転職で大変だったことは次に2つです。
◆他業種から介護職への転職で大変だったこと
- 高齢者の方々とのコミュニケーション
- トイレ介助
そして、前職での経験で活かせたと感じることは次の2つです。
◆前職の経験で活かせること
- 営業で培われた気配り
- 企画で培われた提案力
これについて、深く掘り下げていきます。
他職種から介護職へ転職して大変だったこと
世代の違う利用者の方々とのコミュニケーション
まず、介護職への転職で大変だったことには、利用者の方々とのコミュニケーションです。介護施設に勤務すると、サービスを提供する利用者の方々は、自分たちの世代よりも年上の高齢者の方がほとんどです。
高齢者は、加齢によって、まわりの人の声が聞こえづらくなったり、複雑な内容の話が伝わりづらくなったりすることがよくあります。
例えば、難聴のため補聴器を使用されている利用者の方には、耳元で大きな声で話さなければこちらの話の内容が伝わりません。そこで、ジェスチャーを使ったり、メモを使ったりしながら、利用者の方とコミュニケーションを図る工夫が必要になります。
また、地方の介護施設になると、方言が顕著な高齢者の方も多いので、利用者の方の言葉が理解できない時もよくあります。場合によっては、先輩の介護職などにもサポートをしてもらいながら、利用者の方とコミュニケーションを図るということも。
このように、介護職は利用者の方と接する機会が多いので、仕事に慣れないうちは高齢者の方とのコミュニケーションを大変に感じられます。
1日に何回もあるトイレ介助
次は、介助の仕事内容の中で特に大変なことです。
普段の生活で、高齢者の介助をしたことのない人にとっては、どの介助も初めての経験になるとは思いますが、その中でもトイレ介助は気を付けて行わなければなりません。
介護職として利用者の方のトイレ介助を行う時に、気を付けなければならないのは次の2点です。
- 転倒しないように介助をすること
- 利用者の方のプライバシーを守ること
ところが、このトイレ介助のポイントを押さえることが、介護現場では大変な場合も多いのです。
高齢の利用者の方のなかには、足腰の筋力が低下していたり認知症を患っていたりする方が多く、転倒するリスクがあります。そして万が一転倒してしまうと、骨粗しょう症の方が多いため、骨折など大きなケガになる可能性があるのです。そのため、転倒しないように介助することが必要です。
しかし、転倒をさせないようにトイレ介助を行うには、排泄中もトイレ内で見守っていなければなりません。そうすると、プライバシーを守ることが難しくなっていきます。
転倒をさせてしまわないか?プライバシーを守れているのか?危険と安全の兼ね合いを考えながら、少しでも利用者の方が心地良くトイレ介助を受けることができるよう考えるのは、介護の仕事をしていると最も大変に感じられることの1つです。
トイレ介助は1日に何回も行うので、特に大変だと感じるはずです。
前職の経験で活かせること
気配りできる気持ちやノウハウが役立つ
他職種から介護職へ転職する上で、自分の経験が役立つこともあります。特に、営業職や接客業に携わっていた方にとっては、お客さまに気配りできる気持ちやノウハウが、介護にも役立ちます。
例えば、相手の話をじっくり聞いたり、困った様子にいち早く気づいたりするなどが挙げられます。こういった能力は介護職として必要な能力の1つです。
今までの仕事で築いた経験が活かせることは、介護の仕事に転職して良かったと思えるタイミングのひとつです。
新しいアイディアを提案する力
また、介護の仕事は、自分の考えた新しいアイディアを提案しやすいことも特徴です。
多くの介護施設では、季節の行事などを行っているので、イベントを盛り上げるために介護職員のアイディアを取り入れやすいのです。
前職で、営業や企画などの仕事をしていた人は、自分のアイディアを提案していくことが得意ではないでしょうか?今まで介護業界にいなかったからこそ、新しい発想の提案などができるかもしれません。
自分の考えたアイディアで利用者の方に喜んでもらえるので、仕事のやりがいも感じられやすいでしょう。
まとめ
他職種から介護職への転職を考えると不安に感じられることも多いですが、実際に働いてみると、大変なことがあるなかでも、仕事の達成感ややりがいを感じられることも多い職業です。
もし介護の仕事に興味があるようでしたら、「資格・仕事内容」のカテゴリなども見ながら、働くイメージを固めてみると良いでしょう。
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