年齢を重ねていくと、転職をするのが難しくなっていくのは、昔も今も変わりません。30代までは比較的に転職しやすいのですが、40代になると30代に比べて転職がしにくくなります。
そんな40代の人が、転職を考え求人情報を見ていると、介護職の募集が多いこと気がつくでっしょう。
しかし、介護の仕事は重労働で、給料も安いし大変だというイメージがあります。また、興味はあるけれど資格は無いし、今の年齢で経験も無く働けるのだろかと考えている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「介護業界で働いたことのない40代の人」に対して、介護の仕事や転職の実態について解説していきます。
目次
結論:40代でも介護職の求人はある!
まずは結論からお話します。
40代未経験でも介護職の求人はあります。
「結論が分かれば転職活動を始めるぞ!」という方は、実際に下記の転職サイト比較記事を参考に、転職活動を始めてみましょう。

なぜ介護職の求人が多くあるのか、未経験でも大丈夫なのか、実際どんな仕事をするのか、などの様々な疑問を解決したい方は、引き続き記事をご覧ください。
未経験・40代で介護職になれるのか?
介護業界・介護職の今後の可能性
日本は超高齢化社会に突入しました。医療が発達したおかげで、平均寿命も延びており、90歳や100歳のお年寄りは珍しくありません。そのため、これからさらに高齢者が増えていくことは間違いありません。
そうなると必要となってくるのが「介護職」です。しかし高齢者の増える数に対して、介護職員の数が足りていません。
介護職員の数が増えないのは、介護の仕事が、「重労働・汚い・大変」な仕事のわりに、「給料が安い」という悪いイメージが先行してしまい、敬遠している方が多いからです。
しかし、介護の仕事は、人の役に立つことができる「やりがいのある仕事」ですし、この先なくなることは決してありません。需要が供給を上回っているので、価値が高まっている仕事でもあります。
また、経験を積むことでキャリアアップが可能ですし、資格を取得するなど、自分の努力次第で給料をあげていくこともできる魅力的な仕事です。
事実として、下記の表を見てわかるように、近年は給料があがっており、また、経験を積んで、資格を取得すれば、更に給料は増えていくことが分かります。
◆資格保有者別平均月収
平均勤続年数 | 平成29年9月 | 平成28年9月 | |
全体 | 7.1年 | 297,450円 | 283,790円 |
保有資格あり | 7.3年 | 299,850円 | 286,690円 |
介護福祉士 | 8.0年 | 310,620円 | 298,100円 |
実務者研修 | 6.2年 | 289,700円 | 277,000円 |
介護職員初任者研修 | 6.4年 | 281,550円 | 268,720円 |
保有資格なし | 4.4年 | 260,560円 | 246,930円 |
未経験で働けるのか
介護の仕事に興味はあるけれど、何も知識や技術がないし、働くことができるのか分からないと思っている人もいるのではないでしょうか。
介護の仕事は資格が無くても働くことができます。
無資格者でも働けるというのは、「介護職」の中には資格がなくても就ける仕事があるためです。下記の記事を参考に見てみてください。

また、年齢も関係なく、いつからでも働くことが可能です。
介護の仕事は若い20歳代くらいの年齢の人よりも、40歳代や50歳代くらいから働きたいと考える方も増えています。様々な仕事を経験してきたからこそ、「この先長く続けていける仕事をしたい。」、「資格を取って転職に困らないようにしたい。」とういような考えと、「介護職」という職業がマッチするのです。
若い人たちには「汚い」とか、「給料が安い」と敬遠されがちな仕事ですが、子育てを経験していきている年代の方には、意外と抵抗なくすんなりと入れる仕事ではないでしょうか。
若者が、高齢者の増加以上に「介護職員」になるのであれば、40代の求人は減るかもしれませんが、現状では40代の介護職の求人が減っていくことは考えにくいでしょう。
介護の仕事とは?
介護の仕事とは
介護の仕事は、一言でいうとお年寄りの身の回りのお世話をすることです。
食事の介助や入浴介助、排泄介助、体の機能を維持するための運動やレクリエーション活動など、その他にも様々な仕事があります。
資格を取得したり、経験を積むことで、幅広い仕事ができるようになります。
介護の職場の種類
介護職として働く場所には、「入所型」「通所型」「訪問型」の3つがあります。
「入所型」は、高齢者の方がそこに入所をして毎日を過ごしている場所が職場となります。具体的には、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、介護老人保健施設などがあります。24時間の介護体制を必要とするため、入所型で働く場合は、夜勤業務を行うことになります。
「通所型」は、日中に高齢者の方が通う施設が職場になります。デイサービス、デイケアと呼ばれています。デイケアは、食事や入浴、レクリエーション活動を行い、夕方に自宅に戻るサービスです。
「訪問型」は利用者の自宅に伺い、身の回りの介助を行う訪問介護のことです。
介護職といっても、働き方は色々あるため、自分のライフスタイルによって、働く場所を選ぶことができます。
介護職での資格について
働くためには資格が必要か
介護の仕事は資格が無くても働くことができます。
人手不足という現状があり、無資格でも採用をしている施設もあります。介護施設では、介護全般の仕事を行うことができますし、訪問介護に関しては、生活援助を行うことが可能です。普段家事を行っている主婦の方なら、生活援助は経験を活かせる業務ですし、抵抗感なく行うことができるでしょう。
介護職で無資格者ができないことは、訪問介護で行う身体介助です。自宅へ訪問し、直接利用者様に触れる身体の介助については資格がないと行うことができません。
介護職員が最初に取得を目指す「介護職員初任者研修」が必要かどうかということを、記事にしているのでこちらも参考にしてみてください。

資格のあるなしで給料に違いがあるのか
記事の最初の方に載せた「◆資格保有者別平均月収」の表でもわかるように、資格保有者と資格が無い人とでは給料に違いがあります。
資格を所持していることで、基礎的な知識や技術を持っているとみなされ、基本給や職場によっては資格手当がつく場合もあります。また、転職時の給料アップも期待できます。
介護の資格は種類が様々あり、経験により取得することができる資格もありますし、給料や資格手当も資格ごとに異なります。
介護職の求人状況
介護職の求人募集としては、始めから資格を所有していることを要件としている職場もあります。
即戦力として採用したらすぐに働いてほしいと考えていたり、何も分からない人を一から教えるのは大変だと考える場合は資格保有者を要件にしているでしょう。
その一方で、人材不足を解消するために、資格が無くても介護職として働いてほしいと、キャリアアップのために資格取得を職場がサポートしてくれる場合も多くあります。
また、求人数でいうと、資格保有を条件としている職場の方が比較的に多くなっているのが現状です。
介護の資格取得について
介護職の基本的資格は「介護職員初任者研修」です。介護の基礎やスキルを短期間で学ぶことができます。この資格があれば、訪問介護での身体介助を行うことができます。職場でサポートをしてくれる場合もあります。また、転職時に資格支援をしている転職サイトもあります。


介護福祉士の資格取得を目指すのであれば実務者研修の取得も必須です。介護福祉士は実務者研修と3年間の実務経験が必要になります。その先にはケアマネジャーの資格もあります。資格を取得することで転職の幅も広がりますし、スキルアップや給料アップが可能になります。
まとめ
40代や50代でも、介護職未経験で働き始め、経験を積み資格取得をしている人が沢山います。資格を保有しているということで管理職になることもあります。介護の仕事は年齢関係なく働けること、40歳からでもスキルアップ、給料アップができること、やりがいのある仕事です。
もし、40代で転職をしたいと考えているのであれば、「介護職」を視野に入れてみてください。
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この続きは下記の記事に詳しく書いています。こちらも参考にしてみてください。
