人手不足が様々な業界で取り沙汰されておりますが、その中でも顕著なのが介護業界です。昨今では、人手が足りず廃業してしまう事業所も少なくありません。介護業界の人材確保は、もはや国をあげて取り組まなければならない課題となっているのが現状です。
そのため、これから介護職に就こうと考えている方にとっては、未経験からでも入りやすくなっています。実際に他業種から介護を始める人も大勢います。そこで今回は、他業種から介護業界への転職を考えている方向けに、役立つ情報をお届けしていきます。
目次
介護業界のおすすめポイント
将来性が高い
介護業界は全体的に人手不足といわれています。そのため将来的な需要が非常に高く、景気に左右されるものではありません。今後さらに介護人材が足りなくなるとのデータも出ており、スキルさえあれば仕事に困ることは無いでしょう。
また、給与が安いなどのマイナスイメージが付きまとっていますが、介護報酬の引き上げに国も動いており、年々給与水準は上昇しています。今後もこの流れがある程度は続いていくことが考えられるでしょう。
「介護」といわれると「医療」分野などと同じように、専門的な能力が必要だと思う方もいるかもしれません。もちろん、給与を上げていったり、専門的な仕事(ケアマネージャーが行うケアプランの作成など)をするためには、資格が必要ですが、資格がないとダメという訳ではありません。未経験でも、やる気があれば年齢関係なく始められるのが介護の仕事です。
コミュニケーション能力が向上する
介護業界も接客業に分類されます。しかし、スーパーやコンビニなどの販売系の接客業と決定的に違う点があります。それは、深い人間関係を築く必要があり、それがコミュニケーション能力の向上に繋がるということです。
毎日、たくさんの人を接客していく訳ではなく、相手との関係はずっと続いていきます。介護する側としては、利用者の方が心の奥底ではどのようなことを考えているのか、家族との関係性はどうか、など色々な視点を持つことが必要です。またどのように打ち解け、信頼してもらえるようになるのか、というようなことを考えます。こういったことを積み重ねることで、コミュニケーション能力が向上していきます。
また、利用者の方と仲良くなっていくことで、家族と同じようなかけがえのない存在になります。良いことも悪いことも分かち合って生きていく、ある意味で家族以上の関係になることもあるのが介護の面白さです。
資格を取れば手に職を付けられる
介護職は無資格から始めることができますが、もちろん様々な資格があります。一般的には、まず初めに介護職員初任者研修を取得します。
また、実務経験3年以上で介護福祉士の受験資格を得ることが出来ます。これは介護関係の資格で唯一の国家資格です。取得をすれば、主任などのマネジメント業務などに携わることも出来るようになるなど、仕事や職場の幅が広がるでしょう。
介護業界のここが大変
体への負担
介護業務は移乗や排泄、食事介助など多岐にわたりますが、どうしても力を使わなければならない場面も出てきます。腰痛は介護職の職業病と言われているように、体、特に腰に負担がかかってしまいます。もちろんそうならないようなコツや補助機器等はきちんと存在しますが、それを自分のモノにするまでは体に大きな負担がかかる可能性があります。
勤務時間が不規則
施設勤務の場合、早番や日勤、遅番、夜勤など様々な種類の勤務時間があるところ大半です。日によって勤務時間がバラバラになるため、慣れるまでは健康管理をしっかり行いましょう。
夜勤等が難しい場合は、デイサービスなどを就職先にすることで比較的規則的な勤務時間にすることができるでしょう。
介護職に転職するときに注意したいこと
教育制度があるか
全くの未経験で入る場合、その施設の育成方針がどのようなものであるかを、きちんと面接時に確認しておきましょう。ゼロからのスタートの場合、移乗介助や排泄介助をスムーズにできるようになるまでそれなりに時間がかかります。しかし施設に余裕が無かったり、育成方針が曖昧だったりすると、不安を抱えたまま仕事をしなければなりません。
そういった場合、利用者の方に迷惑がかかったり、最悪の場合は事故が起こってしまう危険性があります。最初のうちは、時間をかけてじっくり育ててくれるような施設を選ぶのが良いでしょう。
施設見学は必ずする
たとえ教育体制がしっかりしていても、施設の雰囲気が自分に合わないと、後々嫌になってしまいます。大抵の場合、事前に施設見学をしたいと申し出れば受け入れてくれるはずです。
気になる施設があった場合、面接の前に施設見学をしておくと自分が働くイメージをつかみやすくなるのでお勧めです。特に注目する点は職員の年齢層や、未経験から入社した先輩いるのかどうか、利用者の方々の雰囲気や、どんな感じの人がいるのかなどです。その他にも気になったことは積極的に質問しましょう。
自宅から通いやすいか
施設系の場合は、勤務時間がバラバラで朝早くから勤務がスタートすることもあります。そうなった場合、自宅から職場が遠いと通いづらくなる可能性があります。自分が希望するのは自宅から近いところなのか、少し離れていても良いのか事前に考えておきましょう。
なぜ介護業界を目指すのか
介護業界は人手不足だと言われていますが、未経験から入るにあたって誰でも歓迎してくれるのかといえば決してそうではありません。特に経験がない場合は、どうして介護業界なのかという理由が大切です。面接で動揺しないためにも、なぜ介護なのかという理由を具体的に説明できるようにまとめておきましょう。
最後に
いかがでしたか?
介護業界は確かに他の職種にはないような大変なことが、たくさんあるかもしれません。しかし、それ以上にやりがいもあります。利用者の方から「ありがとう」と言われると、とても嬉しい気持ちになります。辛いこともありますが、それ以上に楽しいことも必ずあります。
ぜひ、しっかりと考えたうえで、転職を成功させてください。
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