いま介護の仕事をしていて、重労働で身体的にきつかったり、人間関係が上手くいかず精神的にきつかったりと、悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
一度や二度は、「仕事を辞めたい」、「転職をしたい」と考えることもあるでしょう。
しかし「もう仕事を辞めたい」とその場の気持ちだけで退職をしてしまうと、「やっぱり辞めなければ良かった」と後悔することになってしまう可能性があります。
そうならないためにも、「なぜ転職をしたいのか」、「自分はこの先どのようにして働いていきたいのか」、ということをしっかり考え分析して行動することが、後悔しない転職につながります。
目次
転職時に抑えるべき3つのポイント
まず転職するときに抑えておきたい3つのポイントを挙げます。
- 自分自身について
- 転職業界・転職先について
- 転職方法について
この3つのポイントをしっかり考えることで、後悔の少ない転職になるでしょう。
今後どのように仕事をしていきたいか
なぜ転職したいのか考える
転職を考える場合、まずはどうして転職をしようと思ったのかをしっかり考えましょう。今の職場で何に不満を持っているか、改善する余地はあるのか、自分の現状を把握することが大切です。そうすることで、次に働く職場を選ぶ基準も分かるようになります。
転職を考える理由は様々だと思いますが、いくつか例を挙げてみましょう。
◆ケース①
人の入れ替わりが多く、仕事が慣れたころに退職をしてしまう人が出ている。そのため、退職者の補充が間に合わず、常に人手不足状態が続いている。その分の負担が現職員にかかり、それに耐えられなく退職を考える人が増えると、悪循環が起こっている。自分は若手のため、特に人数不足のしわ寄せがきており、もう少し仕事量を減らしていきたい。
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この場合は「人手不足」という現実があり、それに対して自分自身が「仕事量を減らしたい」と考えています。人数不足が一過性のものであれば問題ありませんが、恒常的なものであるのならば、仕事の総量を減らすか、1人1人の生産性を向上させるか、仕事量が適切な職場に異動するかの選択になります。
◆ケース②
資格なしの現状だと給料が低い。しかし、資格を取得したとしても、仕事量や責任が増えるだけで、給料はそれほど上がらないため、資格取得へのモチベーションがあがらない。
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この場合は、仕事内容や仕事量に対して、「給料が低い」と感じています。給料をいくら貰うことができれば、適切、もしくは満足ができるのかを考える必要があります。
このように、原因とそれに対して自分がどう感じているのかを分析することが重要です。原因が複合的な場合は、全て書き出し、それに対してどう感じているのかを全て書きましょう。その上で、どれが1番重要なのかを順位付けし、順位が高いものから解決するための方法を考えましょう。転職する場合でも、優先すべき事項を選択することが必要です。
転職以外の方法の検討
仕事を辞めたいと考えた時には、自分一人で悩まず、まず周りの人に相談してみることはとても大事なことです。転職をすることは悪いことではありませんが、新しい職場に行けば、また一から仕事を覚えなくてはいけなかったり、人間関係も築かなくてはいけないという大変さも出てきます。
色々な選択肢の中の1つとして転職があるという広い視野を持つようにしましょう。
周りにも、自分が不満に思い悩んでいることを、同じように感じている人がいるかもしれません。場合によっては、一緒に解決に動いてくれることもあります。
また人に聞いてもらうだけで、気持ちが落ち着くこともありますし、自分の考えがまとまり、落ち着いて冷静に考えられるようになります。
他の職場と比較してみる
自分の職場と他の職場を比べてみるのも良いです。同じ業界で働く友人がいれば、話を聞いてみるのも良いでしょう。気を付けておきたいのは、人の話を聞くときに、事実とその人の主観を分けるということです。
例えば、給料が低いと友人が話していたとしても、給料が低いというのはその人の主観であって、あなたがそう考えるとは限りません。「給料が低い」からもう1歩踏み込んで、「月の手取りが〇〇万円しか貰えない」というような会話ができると良いでしょう。
また、求人情報を検索して、給与や福利厚生などの条件を比較してみるのも1つの手です。ホームページなども見てみるとどのような職場かも分かりますし、給与なら比較することで平均もわかります。他の職場の仕事内容や条件が、自分の職場と比べてどうなのかを把握してみましょう。
転職業界・転職先をリサーチする
介護職の資格と給与
現在は無資格で働くことができる職場ありますし、職場で資格取得をサポートしてくれる所もあります。介護職の給料は低いということを考えると、給与アップを望むなら資格取得は必須です。
無資格での平均給与は約25万円前後です。
初任者研修((旧ヘルパー2級)約27万円前後、実務者研修(ヘルパー1級)約28万円前後で、介護福祉士になると約30万円前後が平均です。
さらに資格を取得し、介護支援専門員になると約35万円前後になります。簡単に比較しただけでもこれだけの差があるので、介護職として働いていくなら資格取得を目指すことが有利になります。
介護職の転職の求人数
介護職の人手不足は慢性的なので、常に求人募集をしている事業所が多いです。来るもの拒まずの状況もあり、積極的にどんどん採用していくというのが現状です。
全職業での求人倍率が約1.6倍といわれている中で、介護職の求人倍率は約4倍を超えています。いかに人手不足で、転職する側からすれば採用されやすい業種といえます。
採用されやすい反面、しっかり自分で職場条件を把握し転職活動をしていかないと失敗してしまう可能性があるので注意が必要です。
適切な転職方法を選ぶ
転職方法を考える
転職を考えた時に、自分で職場を一から探すのは大変なことです。方法として考えられるのは次のようなものです。
◆転職方法
- ハローワーク
- 転職エージェント
- 転職サイト
- 友人の紹介
- 新聞や求人雑誌
まずは、ハローワークに登録をして求人を探すやり方です。窓口で職業相談を行い、自分の希望にあった職場を見つけていきます。ハローワークから紹介状を出してもらい、それを持って面接に行きます。
次に転職エージェントに登録をして職場を紹介してもらう方法です。担当者が転職に希望を聞き取り、転職先を紹介してくれます。面接日の段取り等も全て行ってくれるので、指定の時間に職場に行き面接を受けることができます。面接を受けてみたけれど、自分の希望とは条件が合わなく断りたいといった場合も、自分から断る必要もなく、全て担当者が職場とのやり取りをしてくれます。逆に断られ場合も担当者から連絡がきます。
自分で断りの連絡をする必要がなく、煩わしさを一手に引き受けてくれること、たくさんの案件を持っているので、職場の雰囲気や細かい情報を聞けることがメリットです。
転職サイトの利用
1番オーソドックスな方法が転職サイトの利用でしょう。転職サイトの場合は、転職エージェントがつくものと、担当者がつかないものがあります。基本的には、サイトから仕事を見つけ、内容を自分で確認して応募をします。サイトに載っている求人は多数の人が見ているので応募人数も多く、選考で落とされ面接までいかない場合も多くあります。
1つだけでなく、いくつも応募し同時進行していかないと難しいです。
募集要件のみの情報で判断するしかなく、細かい職場の情報を得ることができないので、いくつも応募をし面接を受けて、自分自身で判断をする必要があります。
転職エージェントがつくタイプもあり、その場合は電話等で相談に乗ってもらえたりします。おすすめの転職サイトについての記事もあるので、参考にしてみてください。



まとめ
介護職といっても色々な働き方ができ、ゆったり働くこともできれば、頑張り次第ではキャリアアップすることもできます。
自分がどう働きたいのかをしっかり考え、今の職場でそれが実現できるのかということを冷静に分析することで、今後の方向性を考えていくことが大事です。
繰り返しにはなりますが、転職する場合は、次の3つのポイントを気にしてみてください。
- 自分自身について
- 転職業界・転職先について
- 転職方法について
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