高齢者虐待の種類と解決・防止方法

日本が高齢化社会であるというのは、皆さんもご存知の通りです。

高齢者が増え、介護の必要性や社会保障制度の問題など、色々な問題が発生しています。その中の1つに、「高齢者虐待」があります。

人は年齢を重ねると共に、身体機能が低下したり、記憶力が低下したり、意思の疎通が取りづらくなったりしていきます。こうなっていくと、だんだんと介護が必要になります。しかし、介護を行う側と介護をされる側の関係が悪化すると、介護のフラストレーションなどから、高齢者が虐待されてしまうこともあり、社会的にも問題視されています。

そこで今回は、高齢者虐待の内容から対策方法、遭遇した時の対処方法について詳しく解説していきます。

高齢者虐待とは

高齢者虐待の現実

人間らしく生きていくには、人として尊重されていることが大前提です。そして、自分の意思で考え、自分らしい生活をして行くこと当然でなければなりません。しかし残念なことに、家族や介護要員から何らかの虐待を受けている高齢者が非常に沢山います。

そこで、高齢者虐待の種類や原因について具体的に見て行きましょう。

高齢者虐待の種類

虐待と聞くと殴る、蹴るなどの暴力行為をイメージするかもしれません。確かに暴力行為は、身体的機能が衰えている高齢者にとってダメージが大きく、時には死因原因ともなり得ます。

しかし高齢者虐待は、単に暴力行為だけではなく、精神的ダメージ、経済的依存から放置まで広範囲に渡るのです。

まず高齢者虐待を以下の5つの種類に分類します。

  1. 暴力行為
  2. 精神的虐待
  3. 経済的虐待
  4. 介護放棄
  5. 性的虐待

次に、これらついて、1つずつ具体的に見て行きましょう。

まずは「暴力行為」についてです。これは、殴る蹴るなどにより身体的を損傷する虐待行為です。虐待と言われるときのイメージでこれを思い浮かべる方も多いでしょう。

続いて、「精神的虐待」です。嫌がらせや、脅したり侮辱することはもちろん、無視による行為なども含まれます。精神的な嫌がらせは、生きる希望を損失させますし、食欲低下などによる心身の不調にも繋がるので軽視できません。

3つ目は「経済的虐待」です。高齢者の年金や貯蓄に依存することも該当します。近年、40,50代の年齢層の人達が、親に生活を依存するケースが社会的な問題となっており、今後の対策が必要とされています。

4つ目は「介護放棄」です。高齢者がいるのに最適な衣食住環境を与えなかったり、適切な介護サービスを受けさせないことも該当します。

5つ目は「性的な虐待」です。これは性的な行為の強要です。

虐待は色々な種類があり、それぞれ独立しているように感じますが、実際には「暴力+精神的虐待」のように複雑に絡み合っています。

それだけに第3者が発見しづらく、時に死亡事件のような重大事故に巻き込まれ兼ねません。

虐待が起きる原因

高齢者虐待が起きる1番の要因は、介護者の肉体的、精神的ストレスです。

介護は1日24時間続く上に、終わりが見えず、介護する側にしてみると「いつまで続くのだろう」と悲壮感や絶望感さえも感じます。しかし介護の悩みを相談できる相手もいないことが多く、日々ストレスがたまっていってしまうのです。そして、つい苛立ちからお年寄りに手をあげてしまったり、暴言を吐いてしまったという人はとても多くいます。

こういったパターンで起こる虐待は、背景には介護制度や介護そのものに対する認識不足もあります。介護を行う側が、制度等を理解し利用することで、介護との良い距離感を持たなければなりません。

また、1度虐待をしてしまうと、次へと発展するリスクが高くなるため、要注意です。虐待に対して世話をしてもらう身だからと考える高齢者が多く、負のサイクルに陥りがちです。

虐待の頻度・件数

2017年度の高齢者虐待件数は介護施設で2,300件以上各家庭では4万7千件以上に上ります。

しかも、これはあくまでも数字上のことにしか過ぎません。公的に通知や相談はされていない表面化で虐待を受けているケースが多く、高齢化の拍車と共に今後より被害件数の増加が懸念されます。

高齢者虐待を未然に防ぐには?

具体的な取り組み方法

高齢者が安心して生活を送るためには、社会全体で虐待を未然に防止する取り組みが必要です。その方法として、地域のネットワーク化を強化し高齢者への見守りサポートシステムを導入するべきでしょう。

具体的には以下の2つの方法があります。

  1. 地域を区分化し、ソーシャルワーカーなどの専門職を配置して各家庭を見回りサポートをする
  2. 高齢者同士の定期的な集会を地区ごとに活発化する

また、介護者のストレス発散、相談できる環境作りも必要です。こちらは具体的な方法として以下の4つを挙げます。

  1. 介護の悩みを相談できる環境を社会的、各家族間で完備させる
  2. 家庭においては分担制にするなど1人の負担を軽減させる
  3. 介護施設のヘルパーなどの勤務状況を見直し、勤務の劣悪化を防ぐことで心身の負担の少ない職場作りをする
  4. 低コストで活用できるショートスティなどを国や地域で積極的に増強し、介護の負担を軽減できる環境を目指す

家庭での予防方法

各家庭で高齢者を介護すると、必然的に1人もしくは1家庭での負担に陥りがちです。介護する側にしてみれば「長男だから自分達ばかり」などとつい考えてしまいます。

そして経済的、精神的、肉体的負担がドンドン積み重なり、ある時虐待という形で一挙に爆発してしまいます。できる限り兄弟や親戚間で協力し、分担制にして1人にかかる負担を軽減させましょう。また、真面目に取り組むほどストレスは増大します。

そのため、時には次のようなものも活用しましょう。

  • 介護食
  • 訪問介護
  • ショートスティ

これらをうまく使うことで、息抜きしながら介護ができるはずです。

また、地域のケアマネージャーと円滑な人間関係を築き、悩みや不安を素直に打ち明けられる関係を築いておきましょう。

その他にも、市や県で無料受講できる「介護知識や技術習得講座」には積極的に参加すると知識力が増えて、負担を少しでも減らせます。

高齢者虐待に遭遇したら

どうやって対応する?

平成18年より「高齢者虐待防止法」により「虐待に気づいた時には速やかに市町村に通報する義務」が法律化されています。

つまり虐待を知らぬ存ぜぬよいうのは、あなた自身も罪に問われるのです。もし隣近所もしくは入居施設で高齢者虐待が疑われる時には、どうすべきかを考える必要があるでしょう。

高齢者の虐待を深刻化させる前に遭遇した時や虐待が懸念された時には、次のような方法でしっかり対応しましょう。

どこに相談すればいい?

虐待に遭遇している状況により連絡先が異なります。

  • 在宅での虐待の場合 ⇒ 地域の包括支援センターに連絡
  • 介護施設での虐待の場合 ⇒ 市町村の「高齢者施設課」または「介護保険課」に連絡

まとめ

高齢者虐待は、非常に辛いことなうえに、習慣化が懸念されるものです。その為、早期の対応が求められます。もし周りで虐待が疑わることがあれば、相談や連絡をしましょう。

一方で、1つ1つの虐待を相談して無くしていったとしても、根本的な解決にはなりません。虐待の根本原因をしっかりと探り、高齢者と介護者にとって住みやすい社会体制が求められています。


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