サービス付き高齢者住宅(サ高住)で働くためには、どのような資格が必要か知っていますか?
今回は、最近注目されているサ高住で働くために必要な資格や、仕事内容について書いていきます。
目次
サービス付き高齢者住宅(サ高住)ってどんなところ?
そもそもサービス付き高齢者住宅とは、どんな施設でしょう。サ高住は、「介護が必要な程では無いが、高齢者が安心に暮らせるような設計の住宅」となります。
入居に当たっての条件が設定されていない為、法律的には誰でも入所することが可能です。
サ高住で働く為の資格はいる?
フロントスタッフとして働く
知らない方も多いですが、実は介護をするだけであれば、働く為に資格は必要ありません。資格はあくまで知識と技術の証明である為、無資格でも介護の仕事はすることが可能です。特にサ高住の場合は訪問業務に入らずに、介護員ではなくサ高住のフロントスタッフとして働く場合、介護の知識自体も不要になっていきます。
しかし、働く為に必要な資格はありませんが、介護の資格を持っていた方が入社面接の際に有利になることは確実です。
サービス提供責任者として働く
もし、サ高住の中でもサービス提供責任者として働きたい場合は資格が必要になります。必要な資格は実務者研修、介護福祉士のどちらかです。
また資格によって手当の金額が異なる施設も多いので、長く介護を続けようと考えているのであれば資格は取得するべきでしょう。
特に介護福祉士は介護資格としては最上級に位置しており、初任者研修、実務者研修と比べて待遇も段違いな所も多くあります。受講する為には実務者研修の取得と実務経験が3年以上必要と、取得までが大変ですが取ってしまえば高待遇で仕事ができるようになります。
サ高住での仕事内容について
サ高住スタッフの仕事内容
サ高住スタッフとして働く場合は、メインとして受付、フロント業務を行います。受付は来客者への対応、郵便物の受け取りなどの窓口業務全般です。清掃スタッフがいない場合は利用者の居室を除く施設内の清掃も業務に入ります
ただし、大体の施設はサ高住内に訪問介護の事業所を併設しているので、サ高住スタッフは訪問介護員と兼務になることが殆どです。受付にはサ責や管理者、事務員もいるので受付スタッフのみ募集している施設は多くありません。
サービス提供責任者の仕事内容
サ高住は殆どが訪問介護事業所と併設しているので、サービス提供責任者が所属していることが多いです。サ責は訪問介護員のリーダー的存在で、ケアマネジャーが作成したケアプランに沿って訪問介護計画書を作成するのが仕事になります。
介護員は計画書に沿って動くことになるので、誰が見ても分かるようなものを作成しなければなりません。業務の内容から事業所内で上司になることも多く、サ高住スタッフとしても見学にきた方への対応や説明。新職員への指導などの業務を行うこともあります。
サ高住で介護士として働く
生活援助をする
サ高住でも介護士としての役割があります。介護サービスを提供する際は、訪問介護員としてサービスを提供することになります。事前にサ責から訪問介護計画書を渡されるのでそれに沿って行わなければなりません。
生活援助の場合は居室の掃除や、買い物の付き添いなどを行います。通常の訪問介護と違い同じ建物内での対応になる為、過剰サービスにならないように気を付けなければならない点があります。
サービス内容は居室内の掃除だけだったのに、利用者が洗濯をしていない服が沢山あったので、施設に置いてある洗濯機で洗ってしまったということもあります。施設の洗濯機で洗ってしまうと、洗濯が終了した頃にはサービスの時間は終わっていて、職員が回収して返しに行かなければならない可能性があります。
自分で回収してしまうことができるのであればサービス内で終了できるので良いですが、そうではない場合、サ高住スタッフとしての時間に訪問介護員として仕事をしてしまうことになってしまいます。どこまでをサービスとして行うかというところに難しさを感じるかもしれません。しかし、そういった時にはサ責に相談することができます。気になったことがあれば、まずサ責に相談し対応を仰ぐといった行動を取ると良いでしょう。
身体介助をする
サ高住に入る方は基本的に自立している方なので、老人ホームのような全介助をすることはあまりありません。ここでいう身体介助は入浴の際の付き添いだったり、朝だけ身体の調子が悪いのでトイレの手伝いをして欲しいといったことが殆どです。
中には夜だけオムツを付けて過ごしているから、夜にオムツを見て欲しいといったサービスを要望する方もいます。その場合居室のなかにあるものでオムツ交換を行う必要があるので、物品の取り扱いには注意が必要です。
他の介護施設との大きな違い
他の施設との1番の違いはサ高住は決して介護施設ではないという点です。あくまで、高齢者が住みやすいようなサポートを提供しているだけです。介護サービスを受けたいときは、訪問介護サービスを利用してくださいね、というのがサ高住になります。
基本的には訪問介護は併設しており、フロントスタッフが勤務している場合が殆どですが中には外注の訪問介護事業所に依頼している場合もあります。その場合だとサ高住スタッフはフロント業務のみをこなすことになり、介護スタッフでは一切ないということです。
ただ2019年現在では特養や老健の入所待ちとして、入所するのに条件が緩いサ高住を利用することも増えてきています。ですので、フロント業務のみのサ高住というのはほぼ無いでしょう。
サ高住は訪問サービス以外では介護サービスを提供することができません。ほぼ自立している利用者のみになるので、職員の身体的負担が少ないのも特徴です。
まとめ
サービス付き高齢者住宅は施設によってサービスが異なるので、人によって向き不向きがあります。
どんなサービス内容かは面接のときの質問や、webサイトを閲覧することで分かります。サ高住で働いてみたい方は事前にしっかりと下調べをしてから、面接に行きましょう。


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