介護福祉士の役割と仕事内容、給料、やりがいは?

高齢化率の高まりと共に、介護関係の求人は増加しています。

また、介護保険制度施行から20年弱が経ち、法律の見直しや整備が進みニュースで介護福祉士という名前を耳にすることも増えてきたのではないでしょうか。

今回は介護福祉士について、詳しくご紹介します。

介護福祉士の仕事とは

介護福祉士ってどんな仕事?

介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法を根拠とする、介護の資格の中で唯一の国家資格です。

身体的・精神的に障がいのある方の、身の回りのお手伝いをする仕事で、大きくわけて3つの役割を果たしています。

  1. 身体介護
  2. 生活支援
  3. 相談援助

まずは1.の身体介護についてです。食事・入浴・車いす等の乗り降りの補助、移動の手伝い、排泄面の手伝い等障がいのある方の身体に直接触れて行います。

続いて2.の生活支援についてです。生活に関わる家事や、シーツの交換のような身の回りのお世話を行います。

最後に3.の相談援助です。利用者や家族からの相談を聞き、不安や悩みが解決できるようにアドバイスを行います。

介護福祉士とホームヘルパーの違い

基本的に高齢者や障害がある人への介護を行うという点では、役割は介護福祉士もホームヘルパーも同じです。しかし利用者の身体の状態や働く場所によっては、仕事内容が変わることもあります。

また、介護福祉士は介護に関する専門職の国家資格を有する人です。その専門的な視点から、介護の相談を受けたり、適切なアドバイスを行う必要がある場合があります。

その他にも、介護福祉士は介護者への介護の指導も行うことができます。国家資格が必要になるため、介護福祉士の方が、職域が広く、より専門的な知識を要する少しハードルが高い職業と言えるでしょう。

介護福祉士の受験資格

「社会福祉士及び介護福祉士法」が改正され、介護福祉士の受験資格が見直され、以前よりも厳しくなりました。これまで、2年以上養成施設で学んだ方は、国家試験が免除されていましたが、平成29年度(30回)から国家試験を受けなければいけなくなりました。

平成33年度末までに養成施設を卒業する方までは経過措置として、卒業後5年は介護福祉士になることが可能です。この5年の間に国家試験に合格するか、卒業後5年間介護等の業務に従事することで介護福祉士資格を保有することができます。

また、平成34年度以降に養成施設を卒業する方は、介護福祉士国家試験に合格しなければ介護福祉士を名乗ることはできません。

これまで実務経験3年以上で介護福祉士の受験資格を得ることができましたが、今後は実務者研修等の受講が必要になります。

詳しくは下記の表を参考に、受験資格等で疑問点がある方は社会福祉振興・試験センターにお問合せ下さい。

引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター』

介護福祉士って稼げるの?

給料(月収、年収)はいくら?

介護福祉士の給料は、役職や雇用形態にもよりますが、平均月収(手取り)15~17万円程度です。年収は250~400万程度となっています。(※これは全国平均なので、実際には地域により差もあります。)

介護福祉士は国家資格で、専門的な技術や知識を持っているという証なので、介護職の中では給与水準は高めです。

募集求人はあるの?

介護保険サービス(訪問介護、通所介護、老人保健施設等)、障がい福祉サービス(居宅介護、放課後デイ等)など、介護福祉士の配置が必要な事業所は沢山あります。

また介護福祉士は、現場の介護職員の中で指導的な立場になったり、相談役になることも多いので、管理職等の役職に就ける可能性もあり、求人は多く、自身の希望に合った求人を見つけやすいと言えるでしょう。

今後の日本社会を考えると、介護福祉士の需要は一層高まっていくはずです。

介護福祉士の3Kというイメージは本当か

介護福祉士はきつい?

介護福祉士の仕事は、3K(きつい、汚い、危険)だと言われることがあります。一般的に嫌がられる3Kですが、実際はどうなのでしょうか。

まずは、「きつい」というイメージについてです。きついと言っても、色々な大変さがあるでしょう。ここでは次の2つに分解して考えます。

  1. 身体的にきつさ
  2. 精神的にきつさ

まずは、1.についてです。介護の仕事は利用者を24時間サポートをしていくため、職場の勤務形態にもよりますが、勤務が変則的になる場合があります。そのため、生活バランスが崩れ、身体的にきついと感じる方もいます。夜勤勤務は人によって感じ方は違いますが、一般的に負担にはなるでしょう。

また、介護には体力が必要です。特に人を抱えたりするような介助を行うことは、かなりの肉体労働でしょう。腰に負担がかかり、腰痛になってしまうこともあります。ただし、介護方法の工夫や、ボディメカニクスを上手く使い介護を行うことで腰痛を予防することができます。

介護福祉士は汚い?

続いて「汚い」というイメージです。

唾液が口からだらだらと出ていたり、食事の際に食べ物をこぼしているのを見たり、それらを拭いてあげることに抵抗を感じる方もいると思います。「赤子のオムツ交換は大丈夫だけど、お年寄りのオムツ交換には抵抗がある」というような方もいるでしょう。介護を行う上で、トイレの介助やオムツ交換時に、尿や便を目にすることはありますし、その匂いは避けられないものです。

匂い自体はマスクを着用することで、軽減するなどの対策はできます。しかし、上記のようなことが「汚くて無理」というレベルの場合は、根本的に介護福祉士には向いていないでしょう。

介護福祉士は危険?

最後に介護福祉士の仕事が「危険」かどうかです。介護福祉士は人を介護する仕事なので、次の2つの危険があります。

  1. 自分自身の危険
  2. 利用者の危険

まずは1.についてです。抵抗力の弱い高齢者はインフルエンザやノロウイルスなどに感染する確率が高く、一緒にいる介護者も、感染してしまうといったリスクがあります。これは、マスクの着用や手洗いの徹底、消毒によって予防することは、できるので日頃から気を付けていれば、リスクを抑えることができます。

続いて2.についてです。介護中に誤って要介護者を転倒・転落させてしまう可能性があります。また食事介助中に食べ物をのどに詰まらせてしまうといったことも考えられます。介護は対人の仕事なので、安全に留意し、慎重に介護を行う必要がり、そうすることで、こういった危険を避けることができます。

仕事のやりがいはあるのか

やりがいを感じること

介護の仕事は先程書いたとおり、いわゆる3Kの仕事と言われることがあり、就職に後ろ向きな方もいるでしょう。

確かに、日常生活で家族以外のお年寄りの食事・入浴・排泄等のお世話をすることは少なく、想像がつかない仕事内容かもしれません。しかし、介護が必要な方の一番身近で自立の手伝いができる、やりがいのある仕事です。

介護福祉士をしてやりがいを感じる場面は次のような場面です。

  1. 利用者の生活の質が向上する
  2. 人間として成長できる
  3. スキルアップで職域を拡大できる

まず1.ですが、1人で生活するのが困難な方の手助けをすることで、その方が生活しやすくなるということです。自分での食事が難しい方の手伝いをすることで、好きな物を食べてもらうことができたり、トイレのお手伝いや見守りをすることで、段々安全にトイレに行けるようになる等、日々介護の必要な方の変化を実感できます。

介護をすることで、利用者の「できない」を叶えることができ、たくさんの笑顔を見ることが、やりがいにつながります。また、今まで1人でできなかったことが、介助がなくても1人でできるようになった時、歩けるようになった時の喜びを共感することができます。

続いては、人間としての成長です。介護ではお年寄りと接する機会が他の仕事よりも多くあります。その為、利用者の生きてきた時代背景、人生からその利用者の生き様やそこからの教訓を得ることができ、人として一回り大きく成長することができます。介護をしているからといって、人に与えるばかりではなく、利用者からたくさんの学びを得ているのです。

最後に3.です。介護の仕事は、身体介護だけではなく、相談を受けたりケアマネージャーとして、ケアプランの作成を行ったりと仕事の幅が広いです。また、介護の仕事は看護や医療面との連携、情報共有を行う機会が沢山あります。ケアにおける病気ごとの注意点を知ったり、リハビリスタッフと協力して日常生活でもリハビリができるように環境を整えたりと、知らず知らずのうちに知識と技術が身に付きます。そういった経験を積んで、スキルアップしていくことができます。

そこから、居宅系、施設系、地域密着型など、介護にも種類があり活躍の場が多く存在するので、自分にあった働き方ができます。

大変だと感じること

先程の3Kについてでも書きましたが、事業所や配属先にもよっては、夜勤があったりシフト制で勤務時間がまちまちだったり、不規則な生活になりやすくなります。慣れるまでは大変に感じるかもしれません。

身体的にも、肉体労働的な部分があり、負担がかかります。身体に負荷がかかり続けることで、腰などを悪くする場合もあります。しかしこれらについては、周囲の同僚も同じうような経験があるはずなので、適切な対処法をアドバイスして貰えるはずです。また、福祉用具を利用することでこういった負担自体が減っていることも事実ではあります。

まとめ

2025年には、人口の2割が後期高齢者になると言われており、常に人材不足です。また、介護福祉士の受験資格が厳しくなり、より専門性が求められるようになっています。

介護福祉士は、3Kというイメージがあるので敬遠されがちかもしれません。しかし、今後の高齢者社会では非常に重要で、かつ、人々から求められるやりがいのある仕事です。

もし少しでも興味があれば、介護の国家資格保有者を目指すのも良いのではないでしょうか。

訪問介護員(ホームヘルパー)とは?必要資格や仕事内容について 介護予防のスペシャリスト、介護予防運動指導員の資格について詳しく解説!


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