高齢者と運転免許

最近、連日のように高齢者の運転による痛ましい交通事故の報道が流れています。

高齢者による交通事故は増加傾向にあり、その事故の犠牲になる小さな命が後を経ちません。ここでは高齢者と運転免許について検証してみます。

高齢ドライバーの現状

高齢者の自動車運転免許保有率

現在、高齢者と呼ばれる65歳以上の運転免許保有者は「平成30年度末警察庁運転免許統計」によると下記のようなデータが示されています。

年齢別   男(構成率)    女(構成率)
65歳~69歳 4,066,902(9.0%)  3,271,012(8.8%)
70歳~74歳 3,368,967(7.5%)  2,289,675(6.1%)
75歳~79歳 2,262,875(5.0%)  1,110,327(3.0%)
80歳~84歳 1,242,698(2.8%)    407,635(1.1%)
85歳以上    526,934(1.2%)     87,839(0.2%)
65歳以上合計 11,468,376(25.5%)   7,166,489(19.2%)

引用:警察庁『運転免許統計(平成30年版)(569KB)

このデータで分かるように男女共に65歳以上の運転免許保有者は、全体の2割以上の保有率となっています。

一方で、下記の表を見て分かる通り、交通事故そのものは減少傾向にありますが、高齢ドライバーによる交通事故は増加しています。

平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
高齢運転者事故発生件数   5,806   5,703  5,876   5,860
事故全体に占める高齢運転の事故割合   16.9%   17.6%    17.9%   18.0%

引用:警察庁『高齢者の死亡事故事例と交通事故防止アドバイス

高齢ドライバーと自動車運転事故

「高齢者の自動車運転事故によって、尊い命が犠牲になってしまった」というようなニュースがテレビなどで報道され、ワイドショーを賑わすことも、最近では良く目にします。

前のページのデータでも分かるように、高齢者による運転事故は年間6,000件近く発生しており、事故全体に占める高齢ドライバーの割合も増えています。

交通事故での高齢者の死亡する状態を表した、次のデータわかるように、歩行中と車の運転中が最も多くなっています。

■高齢者の交通事故死者 状態別割合

 

引用:政府広報オンライン『どうしたら防げるの?交通事故』

歩行中の高齢者の事故死の原因は

横断歩道での信号無視など、歩行中の事故原因のほとんどが高齢者自身による交通ルール違反となっています。

しかしその根本となる原因は、加齢による身体機能の低下体力や判断力の低下など、個人差はあるものの、高齢者の老化によるものが主な原因です。

加齢と共にに身体機能は当然のように低下してきます。特に聴力、視力、とっさの判断力などは自分では大丈夫と思っていても、自分自身では気づかないままに衰えています。

運転中の高齢者の事故死

高齢ドライバーによる事故は、多くの人を巻き沿いにする悲惨な事故に発展することがしばしばあります。これは、アクセルとブレーキの踏み間違いや、運転中集中力がなくなり注意散漫の状態が続いて事故へとつながるといったものが多くあります。

他にも、警察庁によると、重大事故につながる高速道路での逆走は、7割以上が高齢ドライバーです。

運転歴何十年というベテランが多いので、長年運転してきて「自分は大丈夫」という自信過剰な面もあるでしょう。それに加えて老化による集中力の低下などが重なり、事故を起こしてしまうのです。

大丈夫と思っても、老化による機能低下は避けることはできないことを、高齢ドライバーは認識しなければ痛ましい事故による犠牲者は減ることはありません。

高齢者と免許更新

免許更新の流れ

次に75歳以上の方の免許更新までの流れを見ていきましょう。下記の図が流れを表したものです。

更新手続前に認知機能検査と高齢者講習等の受講が必要です。それを完了しないと免許の更新はできません。

高齢者講習

運転免許証の更新期間満了の日の年齢が70歳以上の方が運転免許の更新を希望する場合は、「高齢者講習」「シニア運転者講習」「チャレンジ講習+特定任意運転者講習(簡易講習)」のいずれかの講習を受講しなければなりません。

まずは高齢者講習についてまとめました。

◆高齢者講習

[講習の内容] ・講義・・・「約1時間」
・運転適性診断、夜間視力、動体視力検査等・・・「約1時間」
・実車運転と運転指導・・・「約1時間(小型特殊免許のみの方は不要)」

◆高齢者講習手数料

[年  齢]                 [手数料]  [認知機能検査]   [合  計]

70歳以上75歳未満      5,100円     -                5,100円

75歳以上(2時間)    5,100円    750円      5,850円

75歳以上(3時間)    7,950円              750円              8,700円

75歳以上(臨時)      5,800円      750円      6,550円

続いてシニア運転者講習についてまとめました。

◆シニア運転者講習の要点

シニア運転者講習とは高齢者講習とほぼ内容は同じで、受講できる期間が異なる

[受講期間]

・運転免許証の有効期間が満了する日(誕生日の1ヵ月後)の6ヶ月前から有効期間満了日まで(高齢者講習は3ヶ月前から)

最後にチャレンジ講習についてまとめました。

◆チャレンジ講習の要点

・チャレンジ講習で身体機能の状況が運転に著しい影響を及ぼしていないと確認された方は、特定任意運転者講習(簡易講習)を受講することにより高齢者講習の受講が免除され、運転免許証の更新が可能となる

・「まだまだ元気で身体機能に自信のある!」という人は、高齢者講習ではなく、このチャレンジ講習を受講する選択肢もある

高齢者の運転免許自主返納

自主返納とは

高齢ドライバーとその事故が大きく取り上げられるようになってから、運転免許の「自主返納」という言葉を耳にするようになりました。

免許の返納とは、身体機能や認知機能の低下により、安全に車の運転ができない人、特に高齢者が、有効期限の残っている免許証を返納(運転免許の申請取り消し)することを言います。免許証を返納すると身分証明書用として運転経歴証明書を発行してくれます。

自主返納については賛否両論ありますが、都会で車のほかに交通手段がある所は、比較的自主返納しやすい環境にあるでしょう。

一方で、買い物等をするのにも車が必要な地域では、生活をするために車が無くてはならないものになっています。その為、自主返納をするというのは現実的ではありません。

増える自主返納数

続いて自主返納数の推移についてです。年別の自主返納数を下記の表にまとめました。

■平成30年運転経歴証明書発行件数(自主返納)

年別 65歳以上 70歳以上 75歳以上 80歳以上 85歳以上
28年 280,318 234,965 131,728 81,759 30,463
29年 350,241 305,901 213,152 127,954 52,434
30年 46,195 319,080 244,726 148,998 55,474
*1 7,337,914 5,658,642  3,373,202 1.650,334 614,773
*2 4.7% 5.6% 7.3% 9.0% 9.0%

*1平成30年度末現在運転免許保有者数

*2 返納率 運転経歴証明書発行件数/運転免許保有者数

平成30年度で検証して年代別免許保有者数からみても自主返納はまだ低い水準にあります。自主返納を強制することはできませんが、高齢になると自分では気づかないうちに身体機能が低下しています。

もし免許を返納しないで車を運転する場合は、自主的に認知症検査と身体機能の検査を定期的に行うようにお勧めします。

まとめ

高齢ドライバーによる事故は大きな社会問題となっており、国や車メーカーに安全対策を備えた次世代カーの生産に注目しています。自動運転などの技術は、遠くない未来に実用化されるでしょう。

しかし現段階での実用化がされていない以上、免許の自主返納の呼びかけなどを行って、事故撲滅に力を入れていくしかありません。高齢ドライバーは自分の身体機能、記憶力などの衰えを理解し、定期的に身体機能の検査をすることで、悲しい事故は減るのではないでしょうか。


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